エスパルス公式アプリで、北川航也選手とジャーメイン良選手の対談動画が配信されていました。
年齢差はわずか1歳。動画も、2人にとって因縁のあるユースプレミアリーグ時代の話から始まっており、これまで様々な接点があった選手同士ならではの対談になっています。
実際に振り返ってみると、2013年の高円宮杯において、北川選手が在籍していた清水エスパルスユースは、ジャーメイン選手を擁する流通経済大学付属柏高校に0-7という大敗を喫しています。
当時敵として立ちはだかった相手と、10年以上の時を経て同じチームメイトとして新シーズンを戦う。そう考えると、この対談には特別な感慨があったのではないでしょうか。
多様な経験が言葉に厚みを与えている
動画では直接触れられていませんが、2人はそれぞれに豊富な経験を積んできた選手です。
北川選手は清水のユースからトップチームに昇格した後、オーストリアのSKラピード・ウィーンでのプレーを経験し、日本代表にも選出されました。一方のジャーメイン選手は、ベガルタ仙台、横浜FC、ジュビロ磐田、サンフレッチェ広島と、Jリーグの様々なクラブを渡り歩き、日本代表選出も果たし結果を残した選手です。
海外でのプレー経験こそ北川選手のみのものですが、多くのチームでの経験、そして日本代表としての経験は2人に共通するものです。こうした様々な経験があるからこそ、2人の言葉には視点の豊富さや厚みが感じられます。
ベテランの域に差し掛かりつつある今だからこそ、対談での言葉選びや、見ている景色の解像度の高さが伝わってくるようでした。
ライバルであり、最高の相棒にもなり得る関係性
北川選手とジャーメイン選手は、同じアタッカーとしてポジションを争う関係になるかもしれません。
しかし、お互いをよく知る2人だからこそ、同じピッチに立った時には非常に相性の良さを発揮してくれるのではないか。対談での掛け合いを見ていて、そう感じさせられました。ライバルであると同時に、これまでの対戦や交流を通じてお互いの特徴を熟知した間柄でもある。この関係性は、単なる控え・レギュラー争いにとどまらない価値をチームにもたらしてくれるはずです。
セフン選手を軸に、「1」を「足し算」「掛け算」へ
動画でその名前は出てきませんでしたが、攻撃面で鍵になりそうなのが、明確なターゲットとなり得るセフン選手の存在です。
その周りで北川選手とジャーメイン選手がうまく絡むことができれば、エスパルスの攻撃はより迫力のあるものになるはずです。大切なのは、それぞれの選手が孤立した「1」で終わるのではなく、互いを活かし合う「足し算」、そしてさらに掛け合わせた「掛け算」になっていくこと。そうした攻撃戦術を構築できるかどうかが、今シーズン勝ち点を積み上げていく上での大きな算段になることは間違いありません。
開幕戦から、その一端を見せてくれることを期待したいですね。

