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【順位表分析】上位と下位の差が早くも鮮明に。清水が抜け出すべき「勝ち点1.0以下」グループ

 

明治安田J1リーグ第7節、清水エスパルスはホームでアビスパ福岡に1-0で勝利し、嶋本悠大選手の得点で連敗を止めました。これで今シーズンの成績は2勝1分4敗。第7節終了時点の順位表を確認すると、次のような数字が並びます。

この4つを並べただけで、エスパルスというチームの輪郭がかなりはっきり見えてきます。守備は決して悪くない、むしろリーグ上位クラスに近い水準です。ところが得点だけがどうしても伸びない。7試合を戦ってわずか4得点という数字は、リーグ全体を見渡してもワースト2位に位置する深刻な水準です。

得点力不足は一目瞭然

前節の福岡戦も、内容としては決して満足のいくものではありませんでした。相手は当時18位に沈み、複数失点を重ねる試合が目立っていたチームです。それにもかかわらず、前半は決定機どころかチャンスの数自体がほとんど作れず、結局試合を通じて奪えたのは1点にとどまりました。

選手の配置を変えたり、後方からのビルドアップを志向したりと手を打ってきていますが、攻撃面が劇的に改善したとは言い難いのが実情です。前へ運ぶ形は見えても、最後にゴールへ結びつける部分でまだ手応えを掴みきれていません。

それでも勝ち点7を守れている理由

一方で、視点を変えると違う景色も見えてきます。わずか4得点しか奪えていないにもかかわらず、勝ち点7まで積み上げられているのは、むしろ健闘と言っていい数字です。7試合で4得点というアウトプットだけを見れば、勝ち点が0や1であってもおかしくありません。

その裏付けとなるのが、失点の少なさです。失点7はリーグ4位というスタッツで、守備の踏ん張りが得点力不足を最小限のダメージに抑え込んでいます。攻撃が沈黙する中でも大きく崩れない守備が、エスパルスの勝ち点を支えている構図と言えそうです。

実際、得点力の乏しさで比較すると、リーグ最下位の東京ヴェルディ(得点3・20位)はいまだに未勝利です。清水は東京Vに次ぐ得点の少なさ(19位)でありながら、そこまでの差はついていません。守備の粘りがなければ、清水も未勝利のまま第7節を終えていた可能性は十分にあったはずです。

今シーズンは開幕序盤から鮮明な上位・下位の差

今シーズンの序盤戦を眺めていて感じるのは、上位グループと下位グループの差がかなり早い段階でくっきり出ているということです。1試合平均勝ち点1.0以下、つまり7試合で勝ち点7以下のチームを数えると、清水を含めて8クラブが該当します。裏を返せば、清水はまさにこの「下位グループ」の一角に位置しているということです。

Jリーグ公式サイトの順位表では、直近5試合の結果が勝敗のアイコンで視覚的に並ぶ仕様になっていますが、この下位グループの成績を見ると、勝利のマークがついている試合が驚くほど少ないのが分かります。下位に沈むチームほど勝ちきれない試合を重ねており、上位との勝ち点差が序盤からかなり広がっていることがわかります。

今シーズンから秋春制へ移行し、開幕が真夏の厳しい時期だったことから、オフシーズンの準備をどのクラブも手探りで進めざるを得なかったことを考えると、この差が例年以上にはっきり表れているのも納得できる部分があります。準備期間の違いや暑熱対策の巧拙が、序盤戦の結果に色濃く反映されているのかもしれません。

エスパルスが目指すべき次の一歩

清水にとって当面の目標は明確です。まずは「1試合平均勝ち点1.0以下」のグループから抜け出すこと。そのためには、目の前の1試合1試合を確実に勝ち点3で終わらせていく必要があります。

次節の相手は、同じく下位グループに沈むジェフユナイテッド千葉。しかもホームでの一戦です。相手が格下に見える試合ほど、勝利だけでほっと一息ついてしまいがちですが、今のエスパルスに求められているのはそこで満足せず、確実に勝ち点3を積み上げる姿勢です。下位グループからの脱出は、こうした「勝てる試合を確実に勝ちきる」ことの積み重ねからしか始まりません。


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