吉田監督は、大敗が続いている要因の1つとしてけが人が多く、選手起用の選択肢が少ないことを挙げています。
町田戦の0-5に続き、広島戦も0-4。2試合で9失点という結果は、数字だけを見ても非常に厳しいものです。
さらに、復帰したばかりの選手が数試合でまたけがをして離脱する、という悪循環も続いています。
メンバー入りできないエスパルスの選手たち
前節の時点で、メンバー入りできなかった選手とけがで交代した選手を挙げてみましょう。
DF 住吉選手、本多選手、高橋選手、高木選手
MF ドゥジェ選手、ディエギーニョ選手、弓場選手、井上選手
FW 北川選手、木下選手
このメンバーでスタメンが組まれてもおかしくない陣容です。
それだけの選手がピッチに立てない状況で戦っているということになります。
CBのけが人続出が重くのしかかる
中でも痛いのは、CBのけが人が続出していることです。
大量失点を重ねているにもかかわらず、守備陣を入れ替えるための交代選手すらいません。
吉田監督は、対策を施すには「コンバートをする必要がある」とまでコメントしています。
本来のポジションではない選手を最終ラインに起用しなければならないほど、苦しい台所事情だということです。
なぜエスパルスはけが人が多いのか
連戦が続く中、けが人が出るのはある程度仕方がないのかもしれません。
ただ、エスパルスは以前からけが人が多いチームという印象があります。
J1ではリーグのレベルも上がり、スピードと強度の両方が求められます。それが身体への負担を大きくしているのは間違いないでしょう。
そのうえで、もう1つの要因として考えられるのが戦術の未確立ではないでしょうか。
攻守ともに決まりごとがあり、その中でしっかりと結果が出ていれば、無理なプレーは自然と減ります。
選手は迷わず決められた位置へ走り、決められた形でボールを動かせばよいからです。
一方で、そこまで詰め切れていないチームでは、局面ごとに個人の判断と頑張りで解決しなければならない場面が増えます。
プレーの際(きわ)で無理にパワーを出す場面が重なれば、それだけけがのリスクも高まるのではないでしょうか。
上位チームの対戦に見た「無理をしない強さ」
例年、上位チームはけが人が出にくいという印象があります。
もちろん、けが人が出ていないから安定しているという見方もできます。
ただ逆に、戦術が確立していて結果が出ているから、無理をしてプレーするシーンが少ないという見方もできるのではないでしょうか。
前節の広島は、90分を通して無理をしているシーンがそれほど多くありませんでした。
点差がついていたことは差し引く必要がありますが、決まった狙いどころに選手が走り、そこへ斜めのパスが供給され続ける。そういったプレーに終始していたように感じます。
次節、1人でも戻ってきてほしい
外から見ている印象なので、本当のところはわかりません。
ただ、けが人が多く厳しい状況であることは間違いありません。
次節は31日、アウェーでの京都戦です。1人でも戻ってきてくれると良いのですが…。

