権田選手と来季のいわての監督の松原氏との対談が、昨日公開されました。
テーマは「新たな時代を作るために、何が必要なのか」です。
対談の中の権田選手の1つの言葉が取りざたされています。
『昔のような雰囲気になった」ってすごくよくないことなんですよ。』
こちらの意見には私も同意します。
「昔のような結果を得る」のであればわかりますが、昔のような雰囲気は、今ある姿が過去と同じということです。権田選手も言っているように進歩が無い状態です。
そもそも生存競争では「強いものが生き残るのではなく、変化できるものが生き残る」という定理があります。
生物界だけでなく人の歴史を見ても一目瞭然です。
J2降格のタイミングは、変化をするための絶好の機会ととらえて良いはずです。
エスパルスは育成クラブでU-23世代の強化に力を入れると、先日エスパルスの営業から話をされました。それならば、思い切って若手中心に舵を切っても良いかもしれません。
ただし実際にクラブが行っていることは「降格した体制の継続」ではないでしょうか?
降格の要因分析は営業からいただいた資料を見ても弱いですし、コーチ陣が変わっただけとも言えます。
そして戦術面でもシーズン途中から入った監督が、キャンプから指揮を執ることで、サッカーそのものが変わるでしょうか?
今シーズンの戦術である、自陣ゴール前に人数をかけて守るだけでは、J2では失点をしなくても、J1では通用しないことはわかっています。
新シーズンでは継続や昔の回帰ではなく、変化を見られると良いですね。
と思わせる権田選手の対談でした。個人的にもすごくよくわかる話です。
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