エスパルスは育成型クラブを目指すことを明言しています。
とは言え、今シーズンはJ1昇格が命題であったため、育成よりも目先の勝ち点を取りに行ったのは仕方がないことでしょう。
今シーズンの主なメンバーの年齢(スタメン出場が多い選手)
GK 35歳
DF 31歳 27歳(R)26歳 25歳
MF 36歳 30歳(外)28歳 28歳(外)27歳(R)
FW 28歳
※(R)はレンタル (外)は外国籍
一番若い選手が25歳という構成です。
レンタル、外国籍選手は育成とは言えませんし、キャプテンの北川も若いとは言えない年齢です。
J1に昇格をした後、どのようにかじ取りをするのでしょうか?
理想は育成をしながら地力をつけていき、中位から上位を目指せることです。
残留争いをしているようでは育成はままなりません。
むしろ育成型クラブというものが言い訳にすり替わる可能性もあります。
チーム作りで重要なのはエスパルスのプレーモデルの可視化でしょう。
年代別でどのようなプレイヤーとなるべきかのモデルです。
そして育成年代から3年後のプレイヤーモデルになれるかどうかを見極めることです。
U-15世代はU-18のトップで戦える選手になるか?
ユースからトップに昇格する際は3年後にプレーモデルを確立し、ポジションをとれるかどうか?
入団5年目には核となり、代表選出される選手になれるかどうか?
ざっくりと書きましたが、これらが細かく設定され実現の道筋を描くことで、海外移籍で移籍金を獲れるビジネスモデルとなるでしょう。
個人的にはプレーモデルの重要な要素の1つとして「コミュニケーション能力」を明確に示してほしいと考えています。
コミュニケーションが無ければ、監督コーチの求めるものをプレーには表せません。
また選手間でも「こうしてほしい」「自分はこうしたい」という表現もままなりません。
少し話がそれるかもしれませんが、勝てなくなったチームからまず失われるのはコミュニケーションです。
降格の憂き目にあっているチームほど、飲水タイムでの会話がありません。
エスパルスも降格した年はほとんどなかった記憶があります。
言語化できるスキルが求められるのは一般のビジネスと変わらない部分です。
この辺りも育成年代から取り組んでいけば、トップチームに昇格できない選手がいても、十分に社会で活躍できる人材を作ることにもなります。
そのシステムを持っていることで、有望な子供たちも集めやすくなると思っています。
エスパルスもどんどん育成型クラブのモデルを確立していってほしいですね。
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