エスパルスの2024シーズンの「勝負強さ」について触れた非常に良い記事がありました。
「去年の勝ち点1だとか1ゴールだとか、あと数分に泣いたからこそ勝負強くなろう」
2024シーズンのスタートはこの言葉で始まりました。
言葉にしてしまえば当たり前のことです。しかし行動に変えるのは容易ではありませんし、勝負強さは何をもって手にできるかはわかりません。
秋葉監督は「〇〇をやれ」ではなく「何か1つでいいから普段と違うことに取り組んでくれ」ということを選手スタッフに伝えたとのことです。
ロッカールームを率先して掃除するなどピッチ外でも行動を変えたことがチームの変化のスタートとなったようです。
トレーニングでも声が出るようになり、走り込み練習でもズルをすることがなくなっていったようです。
目的を「勝負強さ」と掲げておけば、行動は何でも良かったはずです。
まずなにか1つ簡単に変えられる行動と勝負強さを結び付けてしまえばよいのです。
その行動が1つでも生まれれば、後はその数を増やしておけばよいですし、何より秋葉監督はその行動をみて、褒めて承認をしてきたのだと思います。
一番大きかったのが勝負強さの行動が繰り返されたことによる環境の変化です。
今ではランニング前に選手たち同士で「ここまで走るぞ!」といった声が起き、ズルをした選手が出た際は、すぐに周囲に指摘される環境ができた。
以前は一生懸命やる人を茶化す環境にありました。
公式動画でもその様子が公開されているのは個人的には不快で観るのを避けていました。
「清水の練習は緩い」ということを以前は言われてもいましたが、今では緊張感あるチームとなっているのだと思います。
磐田とのトレーニングマッチで2得点をあげたタンキですが、プレーの質が大きく変わっていました。
そして結果にもつながるというのは、我々が思っている以上にエスパルスのチーム状況は良いのかもしれません。
練習動画でもかなりバチバチにやり合っていますし、映像からも緊迫感は伝わってきます。
「新しく入った選手も馴染んできた」という言葉が、監督や選手のインタビューでも出てきます。
その馴染んできたというのは勝負強さにこだわる行動が見えてきたと言い換えてよいのかもしれません。
今シーズンも上手く行かないときが来るかもしれません。
ただその時もすでに行動を変えられる選手と環境が出来上がっているので、修正力は高いことを期待しましょう。
トレーニングマッチでも選手間で修正できたことは示していますしね。
シーズンに入る前にこの記事に触れられてよかったと思います。
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