【まあJレビュー広島戦】見事に攻撃の改善が実った3-1、エスパルスは収穫と課題を手に中断期に入れる

レビュー

 

清水エスパルスは、サンフレッチェ広島に3-1で勝利し、3連戦の最終戦を白星で締めくくりました。

課題とされてきた攻撃面での改善が随所に見られた試合であり、今季ここまでの戦いを振り返っても、特筆すべき内容だったと言えます。

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エスパルスは立ち上がり押し込まれながらも流れを掴む

試合の入りはエスパルスにとって厳しいものでした。

広島の前からの圧力に押され、クリアするのが精一杯の時間帯が続き、これまでの試合でエスパルスが見せてきた立ち上がりとは異なる展開に、不安を感じた方も多かったのではないでしょうか。

それでも9分、カピシャーバ選手が競り合いからボールをキープし、右サイドへ展開。

北川選手のクロスから惜しいシーンを作りました。広島ディフェンスの強度が際立ったシーンでもありましたが、このプレーを機にエスパルスはペースを握り始めます。

前半——エスパルスの連続ゴールで試合を支配

18分、先制点が生まれます。

北川選手がエリア内で切り返しを見せ、相手を翻弄するキレのあるプレーから枠内シュート。

相手DFに弾かれたこぼれ球を、吉田選手が見事に決め切りました。これまでの吉田選手のシュートシーンからは想像しがたい、質の高いゴールでした。

得点後もエスパルスは引かず、相手を押し込み続けます。

21分には追加点セフン選手が相手GKへ積極的にプレスをかけ、クロスを防ぎながらゴールを奪いました。空中戦の強さだけでなく、高い位置からのプレスでも貢献できるセフン選手の特性が存分に発揮されたシーンです。

29分には宇野選手が地上戦のデュエルで奪い切り、一気にエリアへ侵入。

ラストパスがわずかにずれてゴールとはなりませんでしたが、この試合の宇野選手のパフォーマンスは際立っていました

デュエルで奪い切るシーンを繰り返し見せてくれただけでなく、ワイパーとしてパスカットも何度も披露。個の力もさることながら、「ここで奪う」というチーム全体の設計がしっかりと機能していました。

35分には広島がエリアの幅をフルに使った攻撃を仕掛けてきましたが、エスパルス守備陣がしっかりと対応し、2-0で前半を終えます。

後半——VARに救われた危機と、狙い通りの3点目

後半の立ち上がりは、審判のジャッジに苦しめられる場面がありました。

スンウク選手のタックルがボールへの正当なアプローチだったにもかかわらずファウルを取られ、また審判が関与したプレーでドロップボールを相手に与えるなど、不可解な判定が続きました。

その後、立て続けにネットを揺らされましたが、いずれもVARでノーゴールの判定となりました。

ただし、内容的には完全に崩されていました

CKのニアでのすらしからファーで決めるという完璧な崩し、また右サイドを完全に攻略されてのシュートと、この試合で何度か見てきたエスパルスの守備の課題が改めて浮き彫りになりました。

VARで事なきを得ただけで、修正が必要な部分であることは間違いありません。

しかしエスパルスの改善はここから見られました。

これまでは押し込まれると一方的な展開になりがちでしたが、63分に押し返してチャンスを創りだします。

直後に相手のクリアを拾い、左サイドから左サイドへ展開し、クロスにエリア内で2人がスルーしてフリーになった北川選手が冷静に決め3-0としました。

高い位置で奪い切り、素早くサイドからクロスを入れ、CF、インサイドハーフ、逆サイドのウイングがエリア内に入り込む——狙い通りの形を表現できた得点であり、今季の攻撃面における大きな前進と言えるでしょう。

その後、選手交代直後にロングスローから失点して3-1となりました。

交代のタイミングでもあり、マークのずれが生じたもったいない失点でした。

システムを変えたことの影響もありますが、スタメンと控えの強度差は依然として課題として残ります。

それでも、今季初めて退場者なしで90分勝利を飾り、3連戦を締めくくることができました。

課題をしっかりと受け止めながら、中断期に入れることは大きな意味を持ちます。

まとめ

この試合で最も大きな収穫は、攻撃の仕組みが機能し始めたことです。

宇野選手のデュエル、セフン選手のプレス、北川選手とのコンビネーション——各選手の役割が噛み合い、チームとしての設計が実った試合でした。

守備面では後半のVARに救われた場面に象徴されるように、崩されるパターンへの対応が中断期の主要な修正テーマとなるでしょう。

まずはしっかりとコンディションを整えて、再開に向けてチームをレベルアップしてもらいたいですね。

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