【まあJレビュー名古屋戦】最高のスタートを切った!内容も結果も伴った胸が熱くなる素晴らしい一戦

レビュー

 

エスパルスは2026/2027シーズン開幕戦、アウェイでの名古屋戦を1-0で制し、見事に勝ち点3を手にしました。

試合の途中でオセフン選手が退場し、10人での戦いを強いられる展開。それでも最後まで集中を切らさずゴールを守り切った守備陣の姿には、本当に胸が熱くなりました。これぞ開幕戦にふさわしい、内容も結果も伴った素晴らしい一戦でした。

攻守にわたりチーム一丸となって掴んだ勝利であることは間違いありません。新加入選手も初戦から完璧に近いほどフィットしており、大きな戦力となり活躍してくれました。

90分で振り返りたいポイントがたくさんあります。まずはスタートの布陣から見ていきましょう。

エスパルスのスタメンと採用したシステム

メンバー発表では住吉選手がメンバー外でした。怪我などのコンディション不良だと思われますが、キャプテン不在でも選手層の薄さを感じることはありませんでした。

スタートポジションがどうなるか興味深かったのですが、ディエギーノ選手をアンカーに置き、右ウィングには北川選手を配置。インサイドハーフはジャーメイン選手と嶋本選手が務めました。

左ウィングには新加入の藤井選手を配置し、カピシャーバ選手はベンチスタートでした。右サイドバックの須貝選手も含め、フィールドプレーヤー10人のうち4選手が新加入選手という顔ぶれになりました。

攻撃時4-3-3・守備時4-4-2の可変もスムーズに

攻撃時には4-3-3の形で、守備の時には4-4-2の形になるという移行が非常にシンプルに行えていました。

一つ懸念であったバイタルエリアの守備に関しては、守備の際にボランチに入る嶋本選手が、かなり深い位置まで戻ることを意識したポジションを取っていたように思います。

中を厚くすることでサイドの守備が1対1になる場面が多くなりますが、そこでしっかりと守れていたのが大きなポイントでした。

特に左サイドのブルネッティ選手は、相手のマテウス選手を完封していました。対面での守備力はもともと高いと感じていましたが、この試合は完璧に抑え込んでいました。

その守備の中で着目したいのは、ディエギーノ選手の回収能力です。プレーエリアが非常に広範囲にわたりセカンドボールを回収し、そこからの配球も非常にシンプルで、いきなりチームの核となっていました。

心が震えるほどにデザインされた先制ゴール

次に振り返りたいのは、そのディエギーノ選手のセカンドボールダッシュから生まれたゴールシーンです相手ゴールキーパーにジャーメイン選手がプレッシャーをかけ、苦し紛れに蹴らせたボールをディエギーノ選手が回収します。

そしてツータッチで素早く左サイドの藤井選手にボールをつけ、そのままドリブルでエリア内に侵入。ここまでの流れが非常に速く、相手の守備が間に合っていません。逆にエスパルスはオセフン選手、ジャーメイン選手、北川選手が一気にエリア内に入っていきました。

エリア内で4対3の数的優位を、わずか2つのプレーで作り出したことになります。

井選手が抜き切る前に上げたクロスの質も非常に良く、落ち着いてゴールに流し込んだ北川選手のプレーも素晴らしいものでした。

この形でゴールが生まれたことは、非常に大きな意味を持ちます。決して偶発的なプレーではなく、しっかりと意図を持ってデザインされたプレーだからです。百年構想リーグではゴールキーパーにプレスをかけるのはオセフン選手だけでしたが、今シーズンはジャーメイン選手もしっかりと迫力のあるプレスをかけられることを証明しました。

そしてそのこぼれ球を回収するポジショニングもしっかりと整備されていることを示したプレーでもあります。

このように完璧な形でゴールを奪ったのはいつ以来でしょうか。システマチックに整備された形のゴールというのは、かなり記憶を遡らなければならないかもしれません。それだけ素晴らしいゴールでした。

さらに、シーズンファーストゴールをチームの顔でもある北川選手が決めきったことも大きな意味を持ちます。

選手1人退場後の粘り強い守備をもたらしたもの

そしてオセフン選手が退場し、ゲームの流れが大きく変わることになります。

30分以上の時間がありましたが、エスパルスの守備陣は本当によく耐えきりました。流れを見て後ろを5枚に変えたり、暑さの中で脚を攣る選手が出ることを見越したりと、交代のタイミングをしっかりと見極めたベンチワークも素晴らしかったです。

途中出場した選手たちも素晴らしいプレーを見せてくれました。吉田選手や小泉選手、木下選手といった選手たちは、相手が嫌がるプレーをしっかりと見せてくれましたし、声がけも含め、限られた時間でもチームを支えてくれました。選手層の厚さを実感する時間帯でした。

梅田選手も変わらずビッグセーブを見せてくれましたし、ハイボールへの対応やミドルシュートの弾き方など、個人スキルもレベルアップしていることをわかりやすく示してくれました。

そして何より、選手たちが非常に冷静だったことが印象的でした。ゴールラインを割りそうなボールをしっかりと見極め、ウォッチをしてマイボールにする場面が何度かありました。

ああした状況では周りが見えにくくなり、焦ってクリアをしてしまう場面が起こりがちですが、そうではなく冷静に見極められたということは、それだけ落ち着いて守れていた証拠だと言えます。

チームとして非常に成長したと感じますし、大人の立ち振る舞いができていたと言っていいでしょう。

まとめ

正直、これほど熱くなった開幕戦は久しぶりです。結果はもちろんですが、それ以上に内容も素晴らしかったですね。

デザインされた美しい先制点、退場者を出しても崩れなかった守備、そして冷静に試合を締めくくった選手たちの成長。新戦力のフィットを含めチームが持つ可能性を、開幕戦から存分に見せつけられた気がします。

振り返りたいことはまだまだありますが、延々と書き続けることになりそうなので、試合翌日の記事はこのあたりにしておきます。次の試合までに、改めて名古屋戦の内容も振り返りながら見ていきたいと思います。

このチームなら、今シーズンは期待していいはずです。

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