第2節の岡山戦も得点を挙げられずスコアレスドローに終わりました。
180分ノーゴールという結果です。
プレビューでも
「戦術的な期待よりも、個のチカラでたたくほうがよさそう」
と書きました。
終わってれば想像以上にカタチがないことをと露呈した試合でした。
機能しなかった3バックをではなく、4バックから試合に入りました。
ただFWタイプの選手を前に4枚並べるようなメンバーだったので、試合2時間前にはかなりの不安がありました。
ただ試合の入りは立ち上がりこそバタつきましたが、5分過ぎからはよい流れになりました。
ディサロがかなりボールを引き出す動きをそしていたのが効果的でした。
そして周りもディサロの動きをしっかりつかえていたので、右サイドに良いタイミングでボールが供給されていました。
また、高い位置での守備の強度が高く、前節に比べると相手選手にアプローチに行けていました。
そのことでボールを握ることができました。
相手はかなりの圧力を感じたのではないでしょうか?
しかし良かった点はこのくらいです。
右サイドにボールが出ても、そこからのプレーアイデアはありませんでした。
北川がシザースのフェイントで仕掛けようとするだけでした。
サイドバックの吉田のクロスの精度もひどかったですし、パスの精度やスピードもなかったですね。
ホナウド、松岡が前向きにボールを触っているシーンを作れていたのはよいのですが、プレーの選択がかなり悪いですね。
決定機を迎えられる場面でもミドルを打つなど、プレーIQが低いと言わざるを得ません。
結局、期待値が高かったシーンはカルリのカットインシュートだけではないでしょうか?
60分で脚が止まった後は、まったく効果的なプレーができませんでした。
明らかに動けなくなったディサロを変えたのも76分です。
交代が遅すぎというのは誰の目にも明らかです。
試合後半は右サイドの吉田から縦に出したところですべてプレーが止まります。
中央にパスが出ることはなく、相手にしてみれば何をやりたいのだろうと思ったのではないでしょうか?
交代で出てきた選手に課せられた役割はも全く見えません。
ほとんどプレーに関与していなかったのではないでしょうか?
開幕節の磐田も高校生が2得点を挙げています。
また開幕で崩せなかった水戸もJ3からの昇格組のいわきに複数失点をしています。
しかしエスパルスは両チームから得点を挙げられません。
しかも岡山はアンダーの代表で主力を欠いている状態です。
180分間で意図した攻撃の形を見ることはなかったですね。
シーズン前に何を準備してきたのでしょうか?
昨シーズンは途中から指揮を執り、残留争いだったので大きく変えられず、目の前の勝ち点を拾うことに追われていたというのは理解できます。
しかし今シーズンは十分な時間もあり、選手の入れ替わりもほとんどありません。
にもかかわらず、何をしたいのか見えません。
相手にしてみれば
「清水大したことないぞ」
と思ったかもしれませんね。
コメント