【まあJ レビュー徳島戦】45分ハンデ戦に自らしてしまった試合、チーム内の序列もかわるか

レビュー

 

中3日のアウェーゲームだったという結果と言えるでしょうか。

 

先発メンバーを7人替えました。

ただ、控えメンバーを結構そろえたという印象を受けました。

秋葉監督が想定していた、ネガティブパターンの展開になってしまいましたね。

 

出来れば乾、サンタナ、中山は温存しておきたかったところでしょう。

しかし、前半の出来があまりにもひどかったために、後半頭から使わざるを得ない展開となりました。

 

ただ秋葉監督はしっかりと動き切るのが素晴らしいと思います。

ほかの監督だったら、自分のシナリオに合わせるために、60分まで引っ張ったのではないかと思います。

 

 

試合の立ち上げりこそ、前向きなプレーが出ていました。

5分~7分のプレーは特に前向きでしたね。

北川のチェイス、鈴木のチャージ、ホナウドのカットと高い位置で強度の強いプレーが見られました。

 

しかし攻撃ではかなり厳しかったですね。

まずセフンが全くボールを収められません。アレでは攻撃の形を組み立てるのは難しいでしょう。

また右サイドのディサロも指示を出すだけで、自身は全く動きませんでした。

 

神谷が下がったり戻ってきたりしていましたが、守備に特徴のあるホナウドがゲームメイクをしなければならない展開でした。

ヘナトも復帰戦でプレーが硬かったり、ポジションが悪かったりと、マイナスの影響が大きかったですね。

 

その結果、フリーキックでヘディングがかぶり、カバーにもいかずあっさり失点をしました。

そして、エスパルスは最下位相手にまさかのシュートゼロで終わりました。

 

 

ハーフタイムの練習も早々に切り上げ、後半にギアを一気に入れる作戦を選択しました。

乾、サンタナ、宮本と明らかに悪かった選手を後半頭から変えて、まったく違う試合にしました。

 

ブレーキとなっていた右サイドを変え、西澤をサイドバックで起用して、超攻撃的にシフトしました。

圧力をかけ続けたために、守備の穴にはならず、ずっと攻め続けるカタチは作れました。

 

ただ、なかなか得点が奪えなかったため、相手守備も慣れてしまいました。

何とかこじ開けようと果敢にくさびのパスを入れ続けましたが、流れの中での決定機につながりそうなプレーは見られなくなりました。

 

 

しかし相手の守備陣は相当なプレッシャーがかかっていたのでしょう。

クロスのミスも空振りをして、乾のシュートにつなげてしまいました。

同点ゴールの前のプレーもCKに逃げる必要はありませんでした。

しかし、あのようなプレーが出るというのは、圧力がかかっていた証拠でしょう。

 

そして何とか準備をしてきたセットプレーで追いつきました。

華麗なプレーだったと思います。

相手GKの前にいた井林が飛び出しフリックをして、鈴木が落ち着いて決めました。

 

何とかもうワンチャンス作りたかったのですが、攻め切るパワーはなかったですね。

 

終わってみれば45分のハンデ戦を戦ったという試合です。

最初から出て下げられた選手は、自らのチャンスの芽をつぶしてしまったと思っても良いでしょう。

数試合は絡めなくなるかもしれませんね。

 

最下位の相手だっただけに、勝ち点3を取りたかったのですが、監督が言っていたように良い教訓になればと思います。

 

次節で連戦は終わるので、ホームですし最初から全開で行ってほしいですね。

 

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