第5節のトラッキングデータは全く主導権を握れなかったことを顕著に示す「あの数値が出ている」

分析

 

第5節のG大阪戦は手も足も出ない完敗でした。

今シーズン初の敗戦ということもあり、いままで目を瞑っていた不満や不安が噴出している方もいるのかもしれません。

 

そしてそのG大阪戦のトラッキングデータは試合内容を顕著に示していました。

 

まず機能をしなかった2列目選手のデータから見ていきましょう。

フル出場をした中原選手がチームで1番の走行距離を記録しています。

129m/分の走行距離です。

ちなみに前半で退いた嶋本選手に至っては143m/分とかなり走っています。

 

この数値から見て取れることは、かなり走らされていたということです。

なかなかボールが出てこないので受けようとして動いていますし、ボールを失うことが多いのでトランジションでも動くこととなります。

 

ただ一方でスプリント数はかなり少なくなっています。

2列目の選手のスプリントが少ないのは、スペースへボールを出せていないことが要因でしょう。

ボールを引き出す動きもなかなかできなかったことも示しています。

 

そのことは北川選手の走行距離とスプリント数を見ても明らかです。

ほとんどプレーに関与できていないことを示す数値です。

相手が構えたブロックの中でプレーを捨ているとこのような数値になるでしょう。

 

ちなみに乾選手は122m/分だったので、なるべく中央から動かないようにプレーをしていたこともわかります。

 

一方でDF陣のスプリント数も異常でした。

何とか高いラインを保ち、前へのアタックと裏抜けへの対応に追われてたことを示しています。

DF陣は奮闘をしていたことは、相手のDFと比べても顕著です。

 

 

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