川崎戦はお互いに110kmの走行量でした。
ただ、エスパルスは交代枠を5枚使い切ったのに対し、川崎は4枚なので1人の走行距離は川崎の選手のほうが多かったこととなるでしょうか。
ただエスパルスも退場者を出したので、アディショナルタイムも考えると同じくらいでしょうか?
まず最初に目がついたのは川崎のDF4枚が10kmの走行量を超えているということです。
ボールを保持しているときにCBがかなり高い位置まで上がってくるので、その戦術がトラッキングデータにも表されているのでしょう。
ハーフウェーラインを超えるどころではなく、そこからさらに10m以上にポジションを取っている印象がありました。
この試合のトラッキングデータで最も気になったのは北川選手のスプリント数です。
スプリント数はわずかに5です。
ワントップでこなすタスクを多く化されているのはわかりますが、裏抜けみの特徴がある選手でスプリント数が5というのは少なすぎます。
川崎戦ではくさびのパスは狙われていたので、ほとんどロストしていました。
エスパルスのセンターバックの2人やボランチがボールを持った時に、裏に抜けるモーションすらかけていなかったので、相手DFは狙いを絞って守備ができていました。
もう少し走って相手DFを下げさせる動きがないと厳しいですね。
とは言えエリア内で倒されPKを奪取し、決めたのも北川選手で結果は残しています。
また走行距離自体は少なくないので動けていないわけでもありません。
狙いどころがかみ合っていないのか、狙っていないのかはわかりませんが…
単純にスプリント数だけで言えば、相手の途中交代のFW選手のほうが20分のプレーでも多いですからね。
戦術的な面でも改善すべき点だと思います。
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