今日の記事は新潟戦のトラッキングデータを振り返ってみましょう。
開幕当初は良く触れていましたが、久しぶりのトラッキングデータ分析です。
新潟の総走行距離は118.703km
エスパルスの総走行距離は114.923km
全体では新潟のほうが走っていましたが、特長が出ているのはエスパルスのほうでした。
まず3バックが良く走っていたというデータが出ています。
3選手全て10kmを超えています。
ヒートマップを見てもプレーエリアが広くとられていることがわかります。
サイドまでしっかりとカバーできていますし、ハーフウェーラインあたりまで色濃く出ています。
新潟はシステムが違いますが、2CBのプレーエリアが狭いので後ろに重心がかかっていたことがわかります。
あとはやはりと言えるのがブエノ選手の走行距離です。
ずっとチームトップの運動量を維持しており、ボールタッチでも中心であることがデータで出ています。
途中交代だったので数値は低いですが弓場選手の走行距離も多かったですし、途中交代の矢島選手も良く走っていました。
ボランチの選手の運動量もチームを支えていました。
トラッキングデータ分析で面白いのは逆サイドの吉田選手のスプリントに表れています。
ブエノ選手、乾選手、山原選手、蓮川選手の左サイドでのパス交換が多いのはデータでも出ていますし、観ていてもわかることです。
左で作って右への展開を促すためにスプリントしていることがデータに出ています。
チームトップのスプリント数はボールがないところのプレーが多いのだと思います。
そのスプリント数も全体では新潟のほうが20%以上多いので、エスパルスのほうが効率的に戦ったという結果となります。
トラッキングデータは結果につながる試合では走りが結実していることがわかるデータなので勝った試合の後に見るのは面白いですね。
1つ前に勝った横浜FC戦は相手に退場者が出たので、参考にはならないので久しぶりに振り返れました。