今シーズンの清水エスパルスは、百年構想リーグWESTでここまで16試合を戦ってきました。
シーズンも終盤に差し掛かったこの時期、改めて「チームの主力は誰か」という問いを立ててみたいと思います。
得点を挙げた選手、アシストを記録した選手——そうした結果は、ポジションによって大きく左右されます。ゴールに近い選手が有利になるのは当然のことです。
では、ポジションを問わずフラットに評価できる指標は何か。そのひとつが出場時間です。
今シーズンのエスパルス出場時間ランキング(16試合)
16試合を終えた時点での出場時間ランキングを見てみましょう。
| 順位 | 選手 | 出場時間 |
|---|---|---|
| 1位 | マテウスブエノ選手 | 1,305分 |
| 2位 | オ・セフン選手 | 1,268分 |
| 3位 | 住吉選手 | 1,178分 |
| 4位 | 吉田選手 | 1,136分 |
| 5位 | 宇野選手 | 1,027分 |
エスパルスで1,000分超えを達成した選手は5名。この5選手が、現時点でのシーズンを支えてきた中心選手と言えるでしょう。
エスパルスと他クラブとの比較
同様に16試合を戦ったクラブ(試合数が異なるチームは比較対象外)について、フィールドプレイヤーに限定した1,000分超えの選手数を見てみます。なおゴールキーパーはポジションの特性上、交代が少ないため今回の集計からは除いています。
- 名古屋グランパス:5選手
- セレッソ大阪:6選手
- サンフレッチェ広島:5選手
- ファジアーノ岡山:4選手
- V・ファーレン長崎:4選手
各クラブを見渡すと、おおむね4〜6選手に出場時間が集中するという傾向がリーグ全体として共通しています。
エスパルスの5選手という数字は、この文脈では決してリーグ平均から外れた数値ではありません。
「怪我人が多い」という印象は正しいのか
今シーズンのエスパルスには「怪我人が多い」という印象を持っているサポーターも少なくないでしょう。
しかし1,000分超え選手数という観点では、リーグの他クラブと比較して特別に選手層を欠いていたわけではない、ということが数字から読み取れます。
シーズン序盤は監督交代の直後でもあり、新体制の構築に向けて試行錯誤が続く中、さまざまな選手が試され、起用法が探られていきました。
そうしたプロセスを経て、徐々に継続的に出場する顔ぶれが絞り込まれてきた——それが今シーズンの実像だったのかもしれません。


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