エスパルスは2試合連続でスコアレスです。
180分間得点がない状態です。
水戸 2節 昇格チームに2失点
岡山 開幕節 17歳に2失点
単純な比較ができないとしても、守備が強いという結果ではありません。
J1得点王やスイスリーグで10得点の実績がある選手層を見たら物足りなさを十分に感じます。
エスパルスの2試合のシュート数の合計はリーグトップです。
しかしノーゴールに終わっています。
前節は前半は悪くないゲームだったと思います。
高い位置での守備の強度は、エスパルスらしくなかったと思います。
もちろんそれでもJ1だったらかなり押し込まれていたと思いますが…
悪くなかった要因は中央をつかえていたことでしょう。
ディサロがかなりボールを引き出していましたし、松岡もセカンドボールを拾えるポジションに移動をしていました。
ただし攻撃面でよかったのはここまでです。
高い位置を維持し続けてはいましたが、そこから効果的な攻撃や決定機を作るには至っていません。
サイドでの崩しが全くありませんでした。
北川のシザースには相手は引っ掛かりません。また山原も縦に行くのは2回程度でした。
あとはクロスの入り方は練習していないのかと思うくらいですね。
中央からファーに選手はいるのですが、ニアに誰も入っていきません。
そのため、相手DFも狙いを定めて競りに行けます。
いくらJ2とはいえシュートをよい形でするのは難しいですね。
見ている限りですが、エスパルス義宣よりも高さには強い選手は多かったですからね。
しかもその状態でクロスがニアにしか行かない場面も多いですね。
必ずニアに1枚入る約束事があるだけで、サイドからも縦に速くいった状態でクロスを上げることができます。
ピンポイントで合えば決定機ですからね。(昔、岡崎選手がゴールを量産していた形です。)
あとは中盤の選手のプレイメーカーとしての質の低さが要因です。
松岡、ホナウドのプレーの判断で、何度チャンスをつぶしたでしょうか。
個人の質も要因ではありますが、選択肢の少なさもあります。
個人の質でいえば、パスを出せる場面でミドルを打ったり、高い位置で奪った後に縦に行ける場面で後ろに戻したりというプレーです。
大半は前線の動きが少なく、パスの出しどころを探してからプレーするのが原因でしょう。
繰り返していくたびに、シュートを選択する思考になるのでしょう。
前を向いている状態で、すべての選手があと1メートル走ればチャンスになりそうな場面はたくさんありました。
止まっているか、短い距離のランの選手の足もとに出したのでは、チャンスは作れません。
ロングボールの裏狙いしかスペースに出せないのは、今後も厳しいでしょう。
前節は60分で脚が止まり、CBからサイドバックに出して手詰まりという、昨年もずっと見せられたシーンを30分以上続けました。
カテゴリが変わっても、やることが変えられないという状態です。
間とスペースに選手とボールが出るようにならないと、ショートカウンターでしか点が取れないでしょう。
ただし、相手はエスパルス相手だと中盤省略するので、機会自体少なそうですが…。
狙い通りのカタチで点が取れるのはいつになるでしょうか。
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