【まあJレビューガンバ大阪戦】ラストプレーで失った勝ち点2、同じ失敗を繰り返すエスパルス

レビュー

エスパルスは後半アディショナルタイム5分、ラストプレーで同点ゴールを許し、ホームで2-2の引き分けに終わりました。2点リードから、勝ち点2を失った試合です。

直前の試合でも残り10分で逆転を許したばかりでした。それでもまた同じように終盤に失点を重ね、勝ち点を落とす醜態を晒してしまいました。

同じ失敗を繰り返す結果は、監督、コーチ、選手、そしてファンサポーターにとっても受け入れがたいものです。勝ち癖がついてきたと感じていましたが、こうした結果を繰り返すようでは、チームとしてまだまだ未熟と言わざるを得ません。

意外な形から生まれたエスパルスの先制点

連戦が続くなか、怪我人が増えてきました。この試合のメンバーには北川選手、高橋選手、ディエギーニョ選手の名前がありませんでした。

立ち上がりのガンバ大阪の攻撃はバラバラで、整備されていない印象を受けました。しっかり守れば問題はなさそうで、アンカー周りを使われた場面でもきちんとケアしていれば怖さはありませんでした。

先制点は意外な形から生まれます。相手のゴールキックに時間がかかったことで、ゴールキックからコーナーキックへとプレーがやり直されました。

1本目は弾かれましたが、ボールがタッチラインを割って2本目のコーナーキックに。そこで完璧なボールがピンポイントでファーサイドに供給され、エスパルスが9分に先制します。

先制後もエスパルスはラインを下げず、前向きに試合を進めていました。

得点後もペースを握り生まれた松崎選手の見事な追加点

16分の場面も良かったです。中盤で奪ってから、ブルネッティ選手がシンプルに上げたクロスに3人が飛び込んだシーンは、狙いが共有された非常に良いプレーでした。

その後は接触プレーが続き、試合が荒れそうな雰囲気もありましたが、エスパルスは冷静にプレーを続けました。

そして42分、待望の追加点が生まれます。オセフン選手が抜け出して中央へボールを送ると、そこにいたのは松崎選手ひとりだけでした。それでも松崎選手はブロックの外から決め切りました。

今はシュートのフィーリングが非常に良いのでしょう。この得点の前にも勢いのあるミドルシュートを放っていました。今、本当に頼りになる選手です。

後半の入りではエスパルスに緩みは見られなかった

後半の立ち上がりも、デュエルでは清水が上回っていました。リードしていることによる緩みは感じませんでした。

ガンバ大阪も圧力を強め、セットプレーを立て続けに得ましたが、エスパルスは跳ね返し続けました。

エスパルス陣内でプレーする時間が長くなるなか、特に素晴らしかったのがブルネッティ選手の1対1の守備です。ボールを奪い切り、エスパルスの攻撃の時間に戻す役割を何度も果たしていました。

仕留めるべき時間帯に仕留められなかった

その攻防の後には、本来であればエスパルスが立て続けに追加点を奪えるチャンスがありました。

ガンバ大阪は前線の選手を入れ替えてから、4-2-4のような形になる場面が増え、中盤がぽっかりと空いていました。ディフェンスラインも高くなく、バイタルエリアを狙えるうえに、そこで相手を引き出して裏を突くこともできる時間帯でした。

しかし、前線でボールを持っても時間をかけすぎて、チャンスを作り出せませんでした。これはルヴァンカップでも起きていた現象です。

実際に相手ゴール前まで迫る場面もありましたが、攻撃の精度が低く、シュートまで持ち込めません。ガンバ大阪がリーグ戦で勝ち点を積み上げられていない理由が色濃く出ていたにもかかわらず、ここで3点目を奪えなかったことが、最終的な結果につながったと感じています。

個人的には最終盤のプレーの選択より、ここまでの空いたスペースあるにもかかわらず追加点を取れない未熟さの方が原因だと思いました。

フィルターを失って一気に押し込まれた

流れが変わったのは、フィルター役を担っていたブルネッティ選手が足をつって75分に退いてからです。そこからエスパルスはボールを取り返せなくなり、一気に押し込まれていきます。

中央で跳ね返すタイプのディフェンダーがいないなか、ラインを低く設定してブロックを作る形となりましたが、跳ね返し切れずに84分に失点します。

これ以上の失点を防ぐため、後半44分に3-4-3へとシステムを変更しました。しかし最後まで守り切ることはできず、後半アディショナルタイム5分に同点ゴールを許し、引き分けに終わりました。

エスパルスの自滅で失った勝ち点2

完全に自滅という形でしょう。

この失った勝ち点2がシーズン終盤に影響しなければいいと思いますが、どこかで必ず報いが来るような気がしてなりません。

下位チームに勝ち点を落とした状態で、次は上位チームとの連戦を迎えます。この2試合は非常に厳しい戦いになるはずで、ファンサポーターにとっても我慢が強いられる時間になるかもしれません。

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