スプリント回数が示す長崎戦の充実度
神戸戦の敗戦から中3日、アウェーで臨んだ長崎戦は今季ベストともいえる内容での快勝となりました。
前回の分析では、神戸戦でのスプリント回数の落ち込みを取り上げましたが、長崎戦ではどのような変化が見られたのでしょうか。
チーム全体のスプリント総数
今季これまでの試合別スプリント総数を整理すると、広島戦が121回、神戸戦が108回でした。
長崎戦のスプリント総数は127回。広島戦をも上回る数字です。
快勝した広島戦・長崎戦は、ともに3得点を奪った試合です。そして両試合に共通しているのが、スプリント数が120回を超えていること。神戸戦の108回と比較すると、その差は歴然です。
まだサンプル数は限られますが、直近の試合では「スプリント120回」が1つのバロメーターになりつつあるかもしれません。
中盤エリアのスプリント回数
神戸戦後の分析では、インサイドハーフを中心とした中盤選手のスプリント回数の少なさを課題として挙げました。
長崎戦はシステムが異なるため単純比較はできませんが、ブエノ選手、宇野選手、嶋本選手のポジションで見ると、3選手合計のスプリント数は41回を記録しました。
参考値ではあるものの、神戸戦の数字を大きく上回っており、中盤エリアの運動量が戻ってきたしあいだったことは確かです。
数字が示すものの先に
長崎戦では、ロングボールとつなぎの使い分けという戦術的な整理も機能し、前半の長崎のシュートをゼロに抑えきりました。
システム変更が結果に結びついたこと、初スタメンが4選手いながらも勝利をつかんだこと——こうした経験はチームの自信となり、選手層の厚さへとつながっていくはずです。
良い内容→神戸戦での苦境→長崎戦での快勝と、浮き沈みのある流れが続いています。
ただ、重要なのは「良い」の継続です。
好調な試合の翌戦で落ちてしまう印象がエスパルスにはあるだけに、次の試合でもスプリント数が示すような充実した内容を見せてほしいところです。


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