【まあJプレビュー福岡戦】勝ち点3必須の下位直接対決、得点力のある福岡を危機感で超えることができるか

プレビュー

 

連戦明けの清水エスパルスは、IAIスタジアム日本平(アイスタ)でアビスパ福岡と対戦します。勝ち点が近い下位チーム同士の直接対決です。直近5試合は1分4敗と低迷しているエスパルスですが、今節は是が非でも勝ち点3を取りたい相手と言えるでしょう。前節後、指揮官が「危機感を持って戦う」と口にしていたチームが、この一戦でどのような戦いを見せてくれるか注目です。

対戦相手のアビスパ福岡は下位でも攻撃力を備えているチーム

対戦相手の福岡は、エスパルスと同様に今季6試合で1勝1分4敗。得点9、失点10と、得失点差で見ればエスパルスよりわずかに良い状況です。

得点面では、開幕戦の神戸戦で無得点だったものの、それ以降の5試合ではすべて得点を挙げており、複数得点を記録した試合も3試合あります。下位チームの中では、攻撃力を備えたチームと言えるでしょう。明確な得点パターンがあるわけではありませんが、前線の個の力で押し込む形からゴールを奪っているのが特徴です。

福岡はチャンスクリエイト数もリーグ平均を上回っており、エスパルスとしては最終ラインとバイタルエリアでの強い守備が求められます。

エスパルスの守備における課題

一方のエスパルスは、失点数自体は少ないながらも、相手にチャンスをかなり作られているのが実情です。そして前節の川崎フロンターレ戦では、今シーズン初めて複数失点(1-3)を喫しました。

カウンターで裏を取られての失点も多く見られますが、そこで受けてしまい低いラインを設定すると、押し込まれ続ける展開になりやすく、エスパルスとしては前に出て戦う術を失ってしまうでしょう。まずは相手陣地でプレーする時間を増やし、失点の機会そのものを減らしていくという基本戦術に立ち返る必要がありそうです。

福岡の守備の傾向とエスパルスの狙い所

一方で、福岡の守備にはクロスとセットプレーからの失点という明確な傾向がデータに表れています。ただし、被シュート数自体はそれほど多くなく、優れたデータを残しているとされています。

この傾向を踏まえると、エスパルスが多くのチャンスを作れる展開は、これまでの試合内容からも期待しにくいかもしれません。むしろ、一つひとつのプレーへのこだわりが、この試合ではより求められるはずです。

戦術面でいろいろ考えすぎることが、プレースピードや判断の遅さにつながり、それがプレー精度の低下を招いている面もあるように感じます。もっとシンプルに、相手ディフェンダーとゴールキーパーの間へクロスを次々と入れていくような展開でも良いのではないでしょうか。

この試合の鍵を握るセカンドボール回収率

ボール保持率が下位チーム同士の対戦となるため、手数をかけずに蹴り合う試合になることも考えられます。そこで重要になるのが、やはりセカンドボールの回収率です。ここを上回ったチームが試合の主導権を握り、勝ち点3に近づくことになるでしょう。

今節で勝ち点を落とし、6試合連続未勝利となれば、危機的状況を超えてきます。連戦明けのホームゲーム、意地でも勝ち点3を取る試合です。吉田監督が言う「危機感」を、どれだけキックオフのホイッスルから体現できるでしょうか。

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