今シーズンのエスパルスは、点が取れないことに苦しんできました。
そこに追い打ちをかけるように、直近3試合では複数失点が続いています。3試合で11失点という、非常に厳しい状態です。
12節を終えた時点の成績は、得点10・失点20、得失点差はマイナス10です。これは降格圏のチームと変わらない数字です。
攻撃だけでなく、守備でもリーグ下位の数字が並ぶようになってしまいました。
エスパルスの被シュート数はリーグワースト7位
失点に最も直結する数字は、相手に打たれたシュートの数です。
まず、12節までの被シュート数を見てみます。
被シュート数(12節終了時点)
- ジェフユナイテッド千葉 199
- 京都サンガF.C. 193
- 水戸ホーリーホック 190
- ガンバ大阪 181
- 東京ヴェルディ 180
- V・ファーレン長崎 172
- 清水エスパルス 168
エスパルスの被シュート数は168本で、リーグワースト7位です。
枠内被シュート数でエスパルスはワースト4位になる
続いて、枠内に打たれたシュートの数を見てみます。
枠内被シュート数(12節終了時点)
- 京都サンガF.C. 71
- 水戸ホーリーホック 71
- ガンバ大阪 64
- 清水エスパルス 61
- アビスパ福岡 57
- V・ファーレン長崎 56
- ジェフユナイテッド千葉 54
- 東京ヴェルディ 54
下位に並ぶチームの顔ぶれは、被シュート数とほぼ同じです。ただし順位が入れ替わっています。
エスパルスは、被シュート数ではワースト7位でしたが、枠内被シュート数ではワースト4位に上がります。

この差が、失点の多さにつながっていると考えられます。
打たれたシュートのうち枠内に飛ぶ割合が高いということは、それだけ相手に良い形でシュートを打たせているということです。
エスパルスの守備の穴は3つ
これまでの失点を振り返ると、エスパルスの守備の穴は主に次の3つです。
- ハイラインの裏を取られる
- ボールウォッチャーになって前に出られず、バイタルエリアが空く
- クロスに対して、簡単に前に入られる
この3つのパターンで、失点を重ねてきました。
守備は、決まり事や約束事をはっきりさせることで、ある程度は防げるものです。
しかし今のエスパルスは、失点を恐れるあまり、自分のポジションを離れられていません。ボールホルダーへのアプローチに行けていない状況です。
このままでは枠内被シュート数はさらに増え、失点も減らないでしょう。
まずはクリーンシートを目標に
被シュート数と枠内被シュート数の差をどう埋めるか。そして、そもそも打たれるシュートの本数をどう減らすか。ここが、前半戦のエスパルスの課題になります。
もちろん、守るだけでは勝ち点3は取れません。本来は、どう得点を取るかまでデザインした守備の構築が求められます。
ただ、今の状態でそこまで求めると、すべてが中途半端に終わってしまいます。
まずは一度クリーンシートを達成すること。
今はそれを目標にするタイミングなのではないかと思います。


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