エスパルスはこれまで上位チームを相手に歯が立たない戦いを続けてきましたが、昨日の広島戦も、これまでと同様、もしくはそれ以上に手も足も出ない試合でした。結果は0-4の完敗です。
前節の町田戦0-5と合わせて、2試合で得点0、失点9、得失点差マイナス9。散々たる結果に終わりました。
慎重な立ち上がりと、サイドで蓋をされた前進
両チームとも前節に大量失点を喫した後の一戦で、お互いに慎重な入りとなりました。
序盤の数分はエスパルスが前に出て、シュートまで持ち込む場面もありました。ただ、その時間は長く続きません。
サイドで蓋をされると全く前に運べず、相手のウイングバックを剥がすことすらできませんでした。ここで感じたのは、一つひとつのプレーの強度の差です。
慎重になっていたからなのか、エスパルスは選手同士の距離感が非常に悪かったですね。
あの立ち位置ではパスは当然つながりませんし、奪われた時のアプローチも遅れます。
ボールを引き出す動きも皆無で、メンバーがいる、いないのレベルではない試合内容でした。
斜めのパスで足を止められたエスパルスの守備
広島は3バックのパス交換から時間ができたタイミングで、ウイングバックへ長いフィードを送ってきます。これが非常に強力でした。
エスパルスの守備はそのフィードに寄せることになりますが、寄せれば逆サイドが完全に空きます。
広島はロングフィードだけでなく、中盤からも斜めのパスを多用し、エスパルスの守備の足をパスで完全に止めるシーンが何度も見られました。
あえて密集地帯にパスを出し、そこに寄せさせて相手の守備を止める。その上で、改めて空いたスペースへダイレクトパスを通していく。
そんなパスワークに、エスパルスの守備の足は完全に止められました。
前半終了間際の失点で全員の足が止まる
試合が動いたのは前半終盤です。コースは限定できていたはずのミドルシュートでしたが、ほぼ正面で受けられたはずのボールを梅田選手がファンブルし、先制点を奪われます。
この失点で、エスパルスの選手全員の足が完全に止まりました。
短い時間で失点を重ねてもおかしくない流れでしたが、アディショナルタイムの相手のシュートは味方に当たって防がれ、0-1で前半を終えます。
エスパルスは2戦続けて後半開始直後に失点
後半開始早々、木下選手が負傷で交代し、その直後に2点目を失います。
後半開始直後の失点は前節と同じです。試合終盤に立て続けに失点することに加え、後半の立ち上がりにも失点を重ねるようになりました。
3点目は、鈴木選手のプレーそのものは非常にうまかったです。ただ、そもそもバイタルエリアでフリーで受けさせていますし、センターバックが2枚いるのに全くアプローチせず、足を振り切られています。本当にひどい守備だと思います。
その後はオウンゴールで4点目を献上し、試合は0-4で終了しました。
チームの状態そのものがおかしい
ただ立っているだけの選手であれば、ピッチにいる必要はありません。
自信を失い、走らず、デュエルにも行かず、ずるずると失点を重ねる。この醜態は上位チームが相手だからでも、怪我人が多いからでもありません。そもそもチームの状態がおかしいと言わざるを得ません。
失点を重ねても悔しがることもなく、決定機を止められても笑っているのです。
おそらくこの状態であれば、J2どころかJ3でも厳しい内容だと思います。
2試合で得失点差マイナス9という現実を、チームはどう受け止めるのでしょうか。
次節からは下位チーム同士の2連戦です。ただ、今の状態で勝ち点を挙げられるとは思えません。
監督とコーチ、スタッフはどう立て直しのアプローチをするのでしょうか?試合後の覇気のないコメントからしても厳しさしか感じません。


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