秋葉監督がエスパルスの昇格のタイミングで「THIS IS …」を使わなかった理由

エスパルス

 

エスパルスは前節勝利しJ1昇格を決めました。

アウェーだったので、メディア用のインタビューのみで、裏でのインタビューとなりました。

 

秋葉監督のインタビューでは「This is 〇〇〇」が出ると思われましたが、笑顔1つありませんでした。

それどころか試合終了の瞬間も小さなガッツポーズ1つで、喜びをあらわにすることはありませんでした。

 

秋葉監督は現場の指揮官ではありますが、1つ上のクラブ目線でとらえているのかもしれません。

「THE REAL」で使われていたコメントから感じることができます。

 

試合前に選手たちに「今日はスタッフ選手全員が来てくれる」と登録に選ばれた18名の選手に声をかけていました。

クラブがお金を使ってくれているとしっかりと言葉にして伝えていたのが印象的でした。

 

また試合後のロッカールームで伝えていたのは「昇格は最低限、優勝して昇格する」と改めて伝えていました。

昇格を決めて緩んでホームで2連敗というのは絶対にしてはいけないと具体的に伝えていました。

 

個人的に印象に残った秋葉監督の言葉があります。

「旨味を覚える」

昇格を勝ち取って、アウェーの地でも全員が集まり喜びを共有できたこと

このことは最高の瞬間です。

この瞬間をしっかりと覚えておいて、明日からの原動力に変えてほしいという気持ちでしょう。

エスパルスというクラブが繰り返してタイトルを取るクラブに向かう出発点にしたいという。秋葉監督の想いが乗った言葉ではないかと感じました。

 

国立開催を始めたきっかけのことを思い出します。

「本来はタイトルがかかった試合であの舞台に行かなければならない。ただ中々それが叶わない、味わったことのある選手もいないとなり、物理的に舞台を感じることが必要だとして始めた取り組みだ」とエスパルスから説明を受けたことがあります。

もちろん、興行的な面も十分ありますが、そんな想いもチームにはあるということです。

 

昇格の瞬間を感じたチームは、来週か再来週にまた優勝の瞬間を味わえるかもしれません。

立て続けに喚起の瞬間を迎えられることは、今後ないかもしれません。

監督にはこの絶好機を浮かれてふいにすることだけは避けたい、という想いがあるのかもしれませんね。

 

J2ではありますが、優勝を決めた瞬間に秋葉監督の「THIS IS S-PULSE」が聞けることでしょう!

そして、初のJ2優勝記念グッズも大量に販売されることでしょう(笑)

 

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