この中断期は、エスパルスの得点について取り上げています。
これまで得点の少なさ、そして得点パターンの分析について触れてきました。今日の記事では「ゴール期待値」にフォーカスしてみます。
ゴール期待値はかなり一般的な指標になってきました。DAZNの配信でもゴール期待値に触れる場面が増えています。
エスパルスの得点不足は、そもそもチャンスを作れず期待値が低いことが原因なのか。それとも、期待値はあるものの決めきれていないのか。どちらの側面が強いのかを見ていきましょう。
エスパルスのゴール期待値はリーグ9位
エスパルスのゴール期待値は、1試合平均1.390でリーグ9位です。
総得点数が19位であることと比較すると、かなり高い数値と言えます。
当然ながら、ゴール期待値が高いチームほど、勝ち点の順位も高い傾向にあります。エスパルスの成績順位は12位なので、こちらと比べてもゴール期待値の順位の方が上回っています。
つまり、チャンスそのものは一定数作れているということです。
期待値と実ゴールの差分はリーグワースト
一方で、ゴール期待値と実際のゴール数の差分は、残念ながらリーグワーストとなっています。
その数値は-0.640です。
名古屋も差分が大きく、-0.609という数値です。その次に差分が大きいのが東京Vで-0.366なので、エスパルスと名古屋の差分がいかに突出しているかがわかります。
1試合あたり0.6点以上、期待値を下回っている計算です。本来であれば取れているはずのゴールを、毎試合のように逃していることになります。
ちなみに昨シーズン、差分が最も大きかったチームでも-0.407でした。この数字と比べても、今のエスパルスの差分がいかに大きいかが見て取れます。
さらに言えば、昨シーズンのエスパルスもやはり差分が大きく、リーグワースト3位でした。シーズンをまたいで同じ傾向が出ているということは、恒常的なチームの課題と言えるのかもしれません。
首位神戸の差分が示すもの
少し興味深いのが、現在首位の神戸の差分がマイナスを示しているということです。
もちろん差分は-0.060とわずかなものです。それでも、ゴール期待値を実ゴール数が上回っていることがすべてではない、ということを示した数値ではないでしょうか。
決定力だけで勝ち点が決まるわけではありません。
中断期で決定力の改善を
とはいえ、エスパルスにとって決定力が明確な改善ポイントであることは間違いありません。
チャンスは作れているのですから、それを確実にものにすることが必要です。
この中断期では、おそらく最も時間を割いて取り組むテーマになるはずです。カップ戦でも複数得点を挙げ、自信をつけた状態でリーグ戦に臨めるのが理想です。


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