京都産業大学4年の小野成夢選手が、JFA・Jリーグ特別指定選手として認定されました。
小野選手は6月に、2026/27シーズン(2027年1月)からの清水エスパルス加入が内定しています。今回の認定で、大学に在籍したままエスパルスの選手として公式戦に出場できるようになりました。
正式加入より一足早く、J1のピッチに立つ可能性が出てきたわけです。今回は、どんな選手なのかを改めて整理してみます。
愛媛で育った左右両足のセンターバック
小野選手は2004年12月1日生まれの21歳です。愛媛県新居浜市出身で、身長180cm、体重76kgのDFです。
中学から愛媛FCのアカデミーに入り、U-15、U-18と育ちました。練習場のある松山までは車で約1時間かかりましたが、ご両親が3年間送り迎えを続けてくれたそうです。
高校3年生のときには、愛媛U-18のプリンスリーグ四国2022優勝に貢献し、自身もMVPを受賞しました。
トップ昇格を逃して選んだ大学という道
ところが、同期の2選手がトップ昇格を果たす一方で、小野選手の昇格は見送られました。
本人は上に上がりたかったそうです。それでも、アカデミーやトップのスタッフと話し合ったうえで、大学進学を選びました。
この回り道が、結果的に大きな成長につながります。京都産業大学では1年生の前期最終節でチャンスをつかみ、2ゴールを挙げてチームを首位に押し上げる活躍を見せました。
その後も主力として定着し、25年度のデンソーカップチャレンジでは関西選抜に選出されています。大会では、小野選手を中心とした守備で東海選抜を完封しました。
一度は届かなかったプロの世界に、4年かけてJ1クラブへの内定という形でたどり着いたわけです。
反町GMが評価した「当たり前を高いレベルで」
加入内定の際、反町GMは小野選手を高く評価していました。
守備面では、ポジショニング、ラインコントロール、リスクマネジメントを1試合を通して高いレベルで続けられる点。攻撃面では、左右両足で精度の高いパスを出せる点と、プレッシャーを受けても冷静に判断できるサッカーIQの高さです。
派手さよりも安定感。計算できるセンターバックという評価です。
本人も、自分の武器としてビルドアップ能力とリーダーシップを挙げ、攻守の起点になりたいと話しています。
いまのエスパルスに必要な資質と言える
今のエスパルスは、後方からの組み立てで苦しむ場面が少なくありません。
最終ラインから落ち着いてボールを動かし、判断を迷わない選手の存在が必要と言えるでしょう。両足で蹴れて、プレッシャー下でも冷静という小野選手の特徴は、まさにそこに合っています。
もちろん、大学とJ1ではスピードも強度も大きく違います。特別指定の期間は、まずトップの環境に触れて経験を積む時間になるでしょう。
U-21リーグではなく、トップに絡んでくることができれば、入団後の期待も膨らみます。
まとめ
小野選手は認定にあたり、京都産業大学への感謝を忘れず、少しでもエスパルスの力になれるよう日々の練習から全力で取り組むとコメントしています。
2027年1月の正式加入を前に、アイスタで小野選手の名前がコールされる日が来るのか。これからの動向に注目していきたいと思います。


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