髙橋利樹選手が清水エスパルスを離れ、J2サガン鳥栖へ移籍するとの報道が出ました。
推定移籍金7000万円という数字が報じられており、それだけ髙橋選手への評価が高いことが伝わってきます。
エスパルスへ昨季夏の加入から残留貢献まで
髙橋選手は昨シーズンの夏の移籍ウィンドウでエスパルスに加入しました。
当時のエスパルスは残留争いの真っ只中にあり、勝ち点をもたらす即戦力アタッカーが急務でした。その期待に応えるように、加入後14試合で5ゴールというインパクトをチームにもたらし、残留に大きく貢献してくれました。
大学卒業後、ロアッソ熊本キャリアをスタートして浦和レッズまでステップアップを果たした選手です。昨シーズンJ1の舞台でこれだけの結果を出したことは、選手としての確かな地力を示していました。
秋葉監督体制との相性も良かったと思います。ある程度個の判断を尊重するスタイルの中で、髙橋選手のアグレッシブさが活きていました。
加入当初は単騎でプレスに行って陣形に穴を生んでしまう場面も目立っていましたが、ピッチ上で乾選手から細かな指示を受けながら修正され、守備面でも効果的なプレスバックを見せるようになりました。
決定機でのシュート精度に課題が残ることはありましたが、体ごと投げ出してゴールへ向かう姿勢は、チームが苦しい時間帯に確かな推進力をもたらしていました。
吉田監督体制では難しいシーズンに
今シーズン、吉田監督体制に移行すると、髙橋選手は苦しむ場面が多くなりました。
吉田監督が求めるプレーの選択肢と精度への要求は、秋葉監督体制とは異なるものでした。さらに本来のCFポジションではなく、不慣れなウイングやインサイドハーフを担う機会が増えたことで、持ち味を発揮しきれない試合が続きました。
もし空中戦やロングボールの収め方に安定感があれば、セフン選手不在時のCFとして機能する場面も増えたかもしれません。しかしそれは体の大きさとは比例せず得意なプレーではなかっため難しかったといえます。
戦術との相性が、選手のパフォーマンスに大きく影響することを改めて感じさせるシーズンでした。
28歳、さらなるステップアップへ
髙橋選手はまだ28歳です。
J1の舞台で14試合5ゴールという実績は本物であり、推定移籍金7000万円という数字は、その実績とポテンシャルに対するサガン鳥栖からの高い評価の表れと言えるでしょう。
J2という舞台で自信を取り戻し、再びJ1のピッチで躍動する姿を見せてくれることを期待しています。


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