エスパルスの惨敗はコンディション不足か戦術か、攻守ともに磐田に圧倒された真因を考える

エスパルス

 

開幕2週間前に行われた磐田とのトレーニングマッチは、内容・結果ともに厳しいものとなりました。4本合計で1-5という結果は、決定機の数を踏まえればもっと大きなスコアになっていてもおかしくない内容で、唯一評価できたのはギリギリ1本目の前半だけと言ってよさそうです。

守備の脆さが際立った90分超

暑さを考慮し、1本目・2本目には控え組を、3本目・4本目には主力組を起用する構成でしたが、控え組だけでなく主力組の試合でも圧倒された点が今回最も気になるところです。相手陣地でプレッシャーを受けるとパスすらつなげられなくなる場面が目立ち、ロングボールからの競り合いでも後手に回りました。

キャンプの失点シーンでも見られたバイタルエリアでの圧力不足は今回も改善されず、ミドルシュートを許す形が繰り返されました。個のスキル面での劣勢も含め、開幕までにどこまで修正できるかが焦点になりそうです。

前線の連動不足とプレスの機能不全

戦術面では、前線での連動性の欠如が守備の崩壊に直結していました。ボールを失った際の寄せが甘く、奪い返す仕組みそのものが機能していない状態です。

結果としてプレスがかからないまま自陣の手薄なスペースへボールを運ばれ、決定機を作られる場面が何度も見られました。相手陣地に人数をかけ自陣で2人で守る状態であるにもかかわらず、前から圧力がかかっていない状態は公式戦では簡単に失点につながる守備陣形と言えます。

攻撃面では中央の密集から逆サイドへ展開しカピシャーバ選手が完全にフリーで時間を作れたシーンでも次のプレーにつなげられなかったことは、連動不足を象徴する場面だったと言えるでしょう。

攻守においてチームとして機能していないことを露呈したといってよいでしょう。

わずかな収穫 ー セットプレーからの得点とドゥジェ選手の存在感

厳しい内容の中でも収穫を挙げるとすればセットプレーから得点を奪えたこと、そしてドゥジェ選手がプレー可能な状態まで回復し、視野の広さを見せてくれたことしょうか。この点だけは開幕に向けたポジティブな材料として受け止めたいところです。

コンディション要因と開幕への修正点

月曜日にオーストリアから帰国し、オフを1日挟んでの3日間のトレーニングという日程を考えると、暑さへの順化を含むコンディション不足が動けなかった要因の一つだった可能性は十分にあります。

J2クラブ相手に圧倒された事実は開幕2週間前という時期を踏まえるとショックの残る内容です。このタイミングで悪い部分がまとめて表面化したことで、開幕までの修正点が明確になったとポジティブに捉えることもできると考えるしかないですね。前線の動性と自陣でのボールホルダーへの守備強度の改善が最大のテーマになるでしょう。

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