【まあJレビュー京都戦】下位チーム相手にも成すすべなく完敗、動けない指揮官、プレーの遅さが招いた3連敗

レビュー

 

エスパルスは下位チームの京都相手にも何もできず、0-2で敗れました。これで3連敗です。

町田戦が0-5、広島戦が0-4、そして今回の京都戦が0-2です。3試合の総失点は11、得点は0です。

試合前の順位は京都が16位、エスパルスが13位でした。しかも京都は火曜日にACLを戦い、中3日でこの試合を迎えていました。

そうした相手に、この結果と内容で試合を終えた事実は重く受け止めなければなりません。

自信のなさが生んだ一歩目の遅れ

立ち上がりから、自信のなさがはっきりと見える試合の入りでした。

開始5分の高橋選手のファウルは、一発レッドでもおかしくないプレーでした。強く印象に残ったのは、プレーの選択そのものより、アプローチに行くのが遅いことです。

プレーの選択に自信が持てないため、一歩目がかなり遅れます。その結果、アフター気味のファウルが生まれてしまいます。

そして、同じ要因で失点を喫することになります。

一番埋めるべき場所を空けたエスパルスの守備

前半9分の先制点は、エリアス選手のシュート自体は素晴らしいものでした。

しかし、そもそもそこに寄せきれていません。エスパルスのセンターバックと中盤の選手が、何を想定して守備をしているのか、本当に分かりません。

オフサイドでゴール取り消しとなったシーンも同じです。

一番気をつけなければならない選手に対して、一番埋めなければならないポイントを完全に空けていました。 フリーのエリアス選手にゴールネットを揺らされたあのシーンは、本当にひどい守備だと思います。

そして前半アディショナルタイム、再びエリアス選手に決められ、2点のビハインドで折り返すことになりました。

ここでも出足が遅れ後手に回った守備の結果、エリアス選手をエリア内でフリーとしています。

エスパルスから完全に消えたフリーランと「つなぐ」という言葉

失点後は、連敗中のチームを象徴するかのように、また選手同士の距離感が悪くなりました。

プレーを引き出すような積極的なフリーランは皆無でした。ボールホルダーもボールを持ってから考えるので、攻撃は非常に遅く拙いものになり、相手ゴールに迫ることはできませんでした。

ここまでプレーが遅くなると、相手のプレスが機能するようになります。どんどんボールを下げさせられ、結局は蹴らされる。その繰り返しでした。

試合前には、ボールをつなぐ、保持することを意識するようなコメントがたくさん見られました。しかし、そうしたプレーは全く見られませんでした。

京都の守備は、決して良いと言えるものではありませんでした。背後への対応も遅く、前向きの守備にも強さは感じられません。相手陣地でのデュエルでも、エスパルスが上回れるようなチーム状態でした。

それにもかかわらず、エスパルスのプレーの遅さによって、全くゴール前に迫ることができませんでした。

相手が良かったから負けたのではありません。自分たちが自分たちのプレーを遅くしたことで、相手の守備を機能させてしまった試合でした。

それでもハーフタイムに動けない指揮官

吉田監督にも、完全に迷いが出ています。

一番顕著に感じたのは、ハーフタイムに動けなかったことです。

おそらく、選手交代をした後の良いイメージが浮かばないのでしょう。だからこそ、1週間準備してきたスタメンの布陣を引っ張ることしかできなかったのだと思います。

怪我人が出ている中で、今のメンバー構成ではアンカーシステムが機能するものではないと思います。

それにもかかわらず、そのシステムをかたくなに選択し、埋めるべきスペースを埋められない。そこを修正するような指示も出せない、完全に周りが見えなくなっている状態ではないでしょうか。

吉田監督は、コーチやスタッフをまとめて連れてきて就任しました。そのことで、新しい意見がなかなか出にくい環境になっているのかもしれません。

コメントで言葉の端々に「けが人が…」とすぐに出しますが、それはエスパルスだけの問題ではなく、他チームも抱えていることです。

持ち味を発揮できる状態にないチーム

今は、全ての選手が自分の持ち味を全く発揮できずに負け続けている状態に見受けられます。

一人ひとりのプレーの精度や質を切り取れば、うまくいっていませんし、指摘すべき点もあります。

ただ、それ以前に、選手が自分の能力を発揮できるような状態にチームがないということなのでしょう。

結果は0-2でしたが、試合内容や体感としては、町田、広島と大敗したのと変わらない印象です。

相手のミスやオウンゴールといった偶発的な得点で勝ち越し、相手のシュートミスや拙い攻撃に助けられて失点を抑える。そうした形でもいいので勝ち点3を手にしない限り、このチームに変化は生ま

ガンバ大阪戦の前半と、この京都戦のチーム状態を比べれば、雲泥の差です。

たった数試合でここまでチーム状態が落ち込み、それを引き上げることができていない。 それが、今のエスパルスの現在地を示しているのでしょう。

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