カールスルーエ配信映像で見えた別角度
キャンプ最終日に行われたカールスルーエとのトレーニングマッチについて、今回はエスパルス公式の発信とは別に、カールスルーエ側から配信されたハイライト映像を確認できました。この映像を見たことで、試合の印象が少し変わってきましたので、今回はその点を中心にまとめておきたいと思います。
まず映像そのものの違いについてです。カールスルーエ側の映像は通常の中継のような引いたアングルで撮影されており、ボールサイドだけでなくピッチ全体の状況を確認できるものでした。またこの映像では、カールスルーエ側の決定機にも触れられているという点が、エスパルス側の発信との大きな違いでした。
4得点の裏にあった相手DFの緩さ
結果としてエスパルスは4得点をあげており、この結果自体は素直に高く評価すべきだと思います。ただし、引いた視点で改めて確認すると、相手DF、特にCBのプレーがかなり緩かったことがわかりました。J1レベルの守備と比較しても、かなり楽にシュートを撃てていたという印象です。
具体的に見ていくと、1点目の起点となったスルーパスへの対応は緩く、簡単に通されてしまっていました。2点目、ロングカウンターとなった場面のクロスへの対応も同様に緩さが目立ちました。3点目は相手最終ラインからボールを直接奪う形での得点であり、これは明確にDF側のミスによるものです。結果として、相手の守備の緩さが得点に大きく関わっていたことは間違いありません。
一方で、この映像からはカールスルーエ側にもかなりの決定機があったことも確認できました。失点シーンだけでなく、シュートミスやゴールキーパーのセーブによって得点になっていなかった場面も複数あったことがわかります。
吉田監督のコメントと開幕までの展望
こうした状況を踏まえると、吉田監督が試合後に残した「まだまだ課題がある」というコメントの受け止め方も変わってきます。エスパルス側のハイライトや試合結果だけを見ていると、このコメントには少し違和感がありました。しかし、カールスルーエ側の映像を見た上で振り返ると、監督のコメントには十分納得できるものだったと感じます。
キャンプ最終日という日程であり、フィジカル的にも厳しい状況での一戦だったことも考慮すべきポイントです。開幕までにはまだ時間がありますので、この時点での結果としては上々であることは間違いありませんが、同時にしっかりと課題が浮き彫りになったという点も、正しく評価すべきだと思います。
欧州キャンプの成否は、最終的には開幕から8試合の結果によって測られるものです。オーストリアと日本の気温差など、厳しい環境下でのトレーニングがまだ続くと思われますが、チームがもう1つ、2つレベルアップした状態で開幕を迎えることを期待したいと思います。


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